2025/06/17 18:24

先日嬉しいことがありました。

このブログは、私たちの思いを少しでもお伝えできたらと文字を綴っています。
でも正直、読んでいる方はいらっしゃるのか?と小瓶に詰めた手紙を海に流す思いでほいと投げています。
そしたら先日久しぶりにご来店くださったお客様が「読んでますよ。共感してます!」と。届いていたんだと涙が出るほど嬉しかったです。
同い年の方でした。この年代になると色々あるよねと、お洋服も悩むよねと、でも何かを感じてご来店くださったようでした。


インスタグラムのプロフィールを更新しました。

私らしさに寄り添う服と、手仕事で仕立てる帆布バッグ
静かだけれど、記憶に残る日常のために
揺るがない日々の中で、静かな輪郭を描くものを

ある晴れにあるお洋服は派手さはないかもしれません。
でも生地からデザインやパターン、縫製まで、考え抜かれたアイテムが並びます。
私とゆっこさんが作る帆布バッグCUBIEも胸を張って一緒に並べられるよう、日々精進しています。

感性で選ぶものが、心に残る日常をつくります。
服やバッグだけでなく、自分の気持ちに正直に日々を過ごしていきたいと思います。

これからのある晴れについて

オープンしてから5年あまり。その時々でどんなお店がいいのかと考え、変化もしてきました。最初は「くらしの教室と服飾雑貨のおみせ」として、帆布バッグがメインでそれに合うお洋服と靴や雑貨が並び、ワークショップもしばしば開催していました。そのうち私が「世の中は沢山の素晴らしいもので溢れている。そんな中で私が作るものに意味があるのか」と悩み、一時バッグ制作をやめていたことも。でも、愛用してくださっているお客様のまた作って欲しいという声や、何より自分が毎日使っているではないか、結局はこれがいいのだと思い至り、制作を再開することにしたのです。

私は装うことが好きです。好きなものに囲まれていると気持ちが上がりますし、逆だといろんなことがどうでも良くなってしまうのでいいことはありません。そしてそれは他の人の目よりも、自分の気持ちや感性を大切にしたいと思っています。
昔、専門学校に通っていた頃、小さな花束みたいなブローチを見つけとっても素敵!と思い、お気に入りのブラウスの襟元につけて登校しました。するとそれを見た同級生に「え?学芸会じゃないんだから〜」と笑われたのです。こっそり泣きました。そしてもう二度とそれを身につけることはありませんでした。今でもその時のことを思い出すと心がギューとします。でも、ようやく今になって、自分の好きはもうそれだけでいいんだよと認めてあげたい気持ちです。

装うことで何より大切なのはやっぱり自分自身が何が好きか、どうありたいかで、他人がとやかく言えることはありません。ただそれを見つけるのは少し訓練が必要かも。(大袈裟!)難しいことはないのですが、面倒に感じることもあるかもしれません。自分との対話ができていると迷いも少ないのではないのでしょうか。
そのための一つの手段として、以前開催していた「ファッションコラージュの会」を再開します!今度は私のアドバイスは抑えめ(なので料金も控えめ)にして、コラージュを作った後の会話にも重点を置きたいと考えています。作ったコラージュを介して人と語り合うことで、自分の輪郭がよりはっきり見えてきますよ!

今後のある晴れは、CUBIEの帆布バッグとセレクトしたお洋服、そして暮らしを豊かにするワークショップの3本立てで皆さんにより楽しんでいただける、なんかここに来るとホッとする拠り所となるようなお店を目指します。(あら、なんかぐるっと回って、オープン当初に戻るような・・・。でもきっと螺旋の階段を登るように少しは成長しているはず、と思いたい)